僕たちのサイト「再生可能エネルギービジネスハブ」を読んでくれている皆さん、いつもありがとうございます！このサイトは、単に「太陽光ってすごいよね」とか「風力発電が未来を救う」みたいな話だけじゃなくて、「じゃあ、それをどうやってビジネスにして、持続可能な社会を本当に実現していくのか？」っていう、一歩踏み込んだ視点を大事にしているのが、すごくユニークで面白いところだなって、運営に関わらせてもらいながらも、一人の読者として感じています。再生可能エネルギーが当たり前になってきた今だからこそ、次のステージ、つまり「作った電気をどう賢く、無駄なく使うか」が問われるフェーズに入ってきてるんですよね。そこで僕が最近、すごくワクワクしながら注目しているのが「VPP（バーチャルパワープラント）」、日本語で言うと「仮想発電所」という考え方です。これ、未来のエネルギービジネスの鍵を握るんじゃないかなって本気で思ってるんです。
データ活用の可能性
VPPって聞くと、なんだか難しそうに聞こえるかもしれないですけど、イメージとしては「エネルギー界のオーケストラ」みたいなものなんです。サイトの記事でも紹介されているように、今や個人の家には太陽光パネルがあったり、企業は大きな蓄電池を持っていたり、電気自動車（EV）も走る蓄電池として使えたりしますよね。これらって、一つひとつは小さな楽器みたいなもの。VPPは、これらの地域に点在する小さなエネルギー源（楽器）を、IT技術を使って束ねて、あたかも一つの巨大な発電所（オーケストラ）のようにコントロールする仕組みなんです。天気が良くて太陽光で電気が余りそうな時は蓄電池に充電をお願いしたり、逆に電力が足りなくなりそうな時は、みんなから少しずつ放電してもらったり。この「指揮者」の役割を担うのが「アグリゲーター」と呼ばれる事業者で、まさに新しいビジネスチャンスがここにあるんですよね。再生可能エネルギーの「気まぐれさ」という最大の弱点を、テクノロジーでしなやかに乗りこなす。この発想、めちゃくちゃ面白くないですか？
実践的なアプローチ
「でもそれって、本当にビジネスになるの？」って思いますよね。実は、もう世界中で実証実験や商用化が進んでいるんです。例えば、経済産業省もVPPの構築に向けた実証事業を後押ししていて、多くの企業が参加しています。下のグラフは、資源エネルギー庁の資料からなんですが、将来の需給調整市場におけるVPPのポテンシャルを示したものです。2030年に向けて、その役割がどんどん大きくなっていくのが一目でわかりますよね。
未来への展望
 （出典：資源エネルギー庁「第31回 総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 新エネルギー小委員会」）